入院生活36日目
憂鬱な日が続く。病院生活が楽しいはずはないと解ってはいるものの、やたら家に帰りたい。
庭の椿は もう散ってしまっただろうか、木瓜も咲いたか、雪柳も多分白く、枝垂れて咲いているに違いない。
持ってきた10冊ほどの本も、残り少なくなった。今読んでいるのは五木寛之の林住期、
彼の小説は読みやすく今までたくさん読んできたが、この林住期を読んでいると、やたら腹がたってくる。世の人への提案が書かれているが、悉く絵空事のように思えて現実味がない。
もっと素直に受け入れればいいのに、心が疲弊して半鬱になっている所以です。
長い入院生活で認知症になることもあると聞いて、脳活ドリルや漢字パズルなども4冊 持ってきた。毎日5、6ページはするが、これも、すらすら出来ると、これでは脳活にならないと、ブツブツいってみたり、難しすぎて解けないといらついたり、精神上良くないかも!
早く家に帰りたいとばかり思っている。