26年前のあの日
その頃はまだ明石に住んでいた。あの日の朝まだ布団のなかで、経験したことのない揺れを感じた。柱という柱がギシギシ軋み物が飛び交った。300キロもあるピアノさえ動いてしまっていた。揺れがおさまったころ、近所の人たちが怖々外に出てきて無事を確かめ合った。マンホールから放射線状に深い亀裂が走っていた。小雪のチラつく寒いあさだった。
阪神淡路大震災、幸い我が家は倒壊は免れたが、窓枠が歪んだり、夜中に柱の軋む音がしたり、瀬戸物、額、ガラス類はたくさん失った。 神戸方面は大惨事で、知人友人の安否を尋ねて、水や、食料、日用品、下着などを運んだりもした。
あれから26年、神戸も見違えるほどの復興をしたが、あの災害を忘れることなく肝に銘じておきたい。
夕飯
焼き鯖 菜の花のお浸し 納豆とろろ ごぼう人参豚肉煮物