てんぐさを煮る
毎年暑くなるとてんぐさを煮て
ところてんを作る。
心太、なぜこんな字をかくので
しょう。海藻のてんぐさは
昔は「こころぶと」と呼ばれて
いたそうで、それがだんだん
なまって変化してところてんに
なったとか。
毎年、南伊豆の漁師さんから
あまり晒してないものを送って
もらっていたが
残念ながら彼は病に倒れ浜の
仕事が出来なくなり、もう
送って貰うことができなくなった
残念至極。今年の分は確保して
あるが、来年からはできなくなる。
まあ、私もそんな元気は
無くなるかも知れない。
てんぐさ (海からあがったときは紫色のようですが、砂浜に広げて水を掛けながら
晒していく。市販の物は真っ白になるまで晒してあるが、浜のひとたちは香りを
重視してこの位で作る。)
天草50㌘に水3~4リットル、酢大匙1入れて約1時間煮出す。吹きこぼれないように
火の調節が大変。手間のかかる仕事だけれど、香り高いところてんが出来る。
晒しの袋で漉す
良く絞る。粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
突きだして出来上がり。三杯酢、きな粉と黒蜜、果物缶と併せてみつ豆など、
或いはキュウリなどと酢の物にしたりする。