ちえこのつれづれ日記

はじめてブログに挑戦しました。皆様よろしくお願いします。

蝉の声

今朝はじめて、今年の蝉の鳴き声をきいた。弱々しい声だった。羽化してすぐだったのかな。我が家には、蝉が住み着いているらしく、夏になるとたくさんの抜け殻を見る。


百日紅の花もぼつぼつ咲き出した。さるすべりの花には、特別のおもいがある。疎開していた祖母の家に、紅と白のさるすべりの大木があって、8月15日終戦のその日、玉音放送のさなか、普段寡黙で無愛想な叔父が、肩を震わせ泣いている意味がわからなかったこと、祖母はお盆のお供えに、砂糖がないので塩味のおまんじゅうを作っていたこと、
廊下から庭を見ると紅と白のさるすべりが満開で、陽にキラキラと光り震えていた。この一連の風景が強烈に脳裏にやきついているのです。


我が家のさるすべりは、まだ10年ぐらいの幼木てすが、この色はきにいっています。
これから、喧しい蝉の声とともに、次々に花を咲かせてくれるでしょう。

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