ちえこのつれづれ日記

はじめてブログに挑戦しました。皆様よろしくお願いします。

青天の霹靂

去年の11月に白内障の手術を
してから、めがね無しで針に
糸を通すことも、新聞を読む
ことも楽になり喜んでいた。


目薬が無くなったので定期検診
がてら眼科にいった。
眼圧も視力も異常なし。
久し振りなので眼底の検査も。


いつものお薬を頂いて終わり、
と思いきや、眼底の写真を
見て下さいと言う。
「下半分黒く濁っているでしょう」
確かにそう言われれば、
「これねー、緑内障になっている
のですよー」


目の前真っ暗になるとはこのこと。
思いも寄らないことだったので
うろたえた。


昔は「あおそこひ」とか目のがん
といって不治の病とされていた。
母も晩年失明して不便な生活を
余儀なくされたのを知っているので
目の病気にだけはなりたくないと
常々おもっていた。
母の場合は色々な要因が重なっての
手遅れだったが、母の祖母も
目の弱い人だったそうで
資質は遺伝しているかも知れない。


若いときから目はいいほうだった。
老眼になるまではめがねを
掛けたことも無くいつも1.2の
視力があった。
白内障の手術をしてから
めがねもいらなくなりるんるん
喜んでいたのに
崖っぷちから突き落とされた
ような気分になった。


「心配ないですよ、眼圧も
上がっていないし視野も狭まって
いないから、次に来たとき
詳しく検査しますから時間に
余裕を持ってきて下さい」と。


うろたえてなにも聞かずに
「はい」と言って帰って来た。
が、我に返ると、だんだん
「見えなくなったらどうしよう」
「今のうちにしておかねばならない
事はなにか」
「あれもこれも出来なくなれば
生きている甲斐が無い」
などと頭の中はぐるぐる巡り。
急に見えにくくなったような
気さえする。


耳も遠くなってきているし
頭もたよりなくなっているのに
その上目まで、これでは
三重苦ではないか。


昔と違って今は進行を遅らせる
薬もあるし医学も進んでいるから
大丈夫と、皆が慰めてくれるが
気落ちしている。
見えなくなったら、その時は
そのときのこと、などとは
思いたくない。
どうぞ、命が尽きるまで
見えますように、と
祈るばかりです。

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