ちえこのつれづれ日記

はじめてブログに挑戦しました。皆様よろしくお願いします。

昔一人の歌い手がいた

今朝3時に目が覚めた。
毎日、ラジオ深夜便をつけたまま
寝ている。熟睡しているつもりでも
脳には届いているらしく
不思議に関心のある事の時に
目が覚める。3時からの日本の歌は
淡谷のり子特集だった。


20代のころ一度だけ生の彼女の
歌を聴いたことがある。
その頃は、(60年以上も前の事)
今のような大きなホールも
なく、中央公民館のような
ところでピアノだけの伴奏で
黒いドレスでピアノに
寄りかかるようにして不機嫌な
顔で歌った。その頃では珍しい
長い付け睫毛と水色の
アイシャドウが印象的だった。


ビロードの声といわれた彼女の
歌は素晴らしかった。今でも
その時の衝撃は思い出す事が
できる。


今朝聞いた歌の中で特に印象に
残ったのは「昔一人の歌い手が
いた」という歌。藤田敏雄さんの
詩がもの悲しく、彼女自身を
物語っているような気がした。
「私の歌は いまもう忘れられ
残ったものは私とブルース」
いずみたくさんの作曲。






藤棚の下に鳩がじっとしていた。

近づいても逃げようとしない   今年生まれたての若者かも

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