夫の命日が近づいて来たので
娘二人とお墓参りに行った。
お墓はお寺が管理してくれて
いるので、草一本生えてなく
いつもきれいにして頂いて
感謝。お花を供えてお線香を
立てて拝むだけ。父親大好きな
娘たちは「パパここに
いるのかなぁ、どこに
行っちゃったのかなぁ」
などと60にもなる子が
いつまで経っても子供みたいな
事をいっている。
夫が逝って丸4年が経った。
実は私もこの頃になってから
仏壇の前でなぜかぐっと
こみ上げるようになることが
おおくなった。切ないこと
辛いことなど何一つないのに
なぜか自分でもわからない。
歳をとったせいかもしれない。

せっかく三人集まったので
目的もなく、例によって北へ
向かってドライブ。
知らない道をヤミクモに
走っていると、大きな茅葺きの
屋根が見えたので近づいて見ると
神社だった。茅葺きの大屋根
の拝殿は珍しいとおもった。
ここは西脇市黒田庄。
兵主神社(ひょうすじんじゃ)
秀吉が三木城を攻めたとき
戦勝を祈願して黒田官兵衛に
奉納金を託し拝殿の建設に
使われたと記されている。
県指定の文化財になっている。

このあたりの山々も色づいて美しかった。

普段、神も仏もないと思っているのに神仏を前にすると自然に
手を合わせるのは何故か。　神社やお寺はそんな厳かさがある。