ちえこのつれづれ日記

はじめてブログに挑戦しました。皆様よろしくお願いします。

百舌鳥の早業

きんかんの枝にささった蛙は完全にスルメのように干からびていた。昨日や今日刺したモノではない。長い間枝に刺したままだつたと思われる。カメラにおさめた次の日、同じ場所を見ると、最早その姿はない。どんなに眼を凝らしてもない。私たちが枝を掻き分け写真をとったりしていたのを何処かで見ていて、獲物を横取りされてはと急いで取りに来たのか。恐ろしきかな鳥の早業。鳥瞰というが確かにどこからか見ていたにちがいない。


例えば田んぼを耕うん機が耕すと、どこからか鷺の大群がやってきて耕うん機のあとをつき回り餌をついばむ。稲が稔れば雀が集団で押し寄せる。稲刈りのあとは鳩が群をなして落ち穂をあさる。

獲物があればカラスがヒッチコックの映画さながらに集まってくる。夏の終わりには燕の大群がある日突然空を覆う程に旋回し、電線を占領する。集結して南へかえっていくらしい。

鳥たちは一体どこから見ていて、どんな連絡の手段を持っているのかといつも思う。



水仙の花が咲きだした

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