ちえこのつれづれ日記

はじめてブログに挑戦しました。皆様よろしくお願いします。

麦秋

この頃麦畑は余り見かけなくなったが、買い物の途中に麦を作っている集落がある。ビール会社との契約栽培と聞くが、今、丁度麦秋の候。私にとっては懐かしい風景。いつも昔話で恐縮ですが、母の実家である静岡の田舎に疎開していた頃、何処の家でも麦を作っていた。冬の寒いとき、学校に行く前に毎日麦踏みをさせられた。麦踏みは、まだ10センチにもなってない麦の芽を横進みで踏んでいくのです。踏まれたむぎは横からまた芽がでて分蘖し、株が大きくなるのです。綿入れ袢纏の袖に手先を入れて、寒さに耐えながら、これは子供の仕事だったのです。麦秋の頃になると、一家総出で刈ります。今と違って鎌で刈るのですから何日もかかります。麦の穂にはイガイガがついていて体中痒くなるのです。でも楽しみもあった。麦わらはストロー状になっていて。蛍籠を編んだり。開いて色を付けて箱に貼ったりして遊んだのを思い出します。収穫した大麦はご飯用、小麦は粉にかえて、すいとんや、おまんじゅう、手打ちうどんなどになった。おばあちゃんの作るおうどんは特別美味しかった。国産100%の小麦粉で作るすいとんも、今では味わうことができない。


小麦



大麦


夕飯   オムレツ  舞茸と人参と昆布の煮物   きゅうりぬか漬け

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