この病棟にはインドネシアから働きに来ている可愛いお嬢さんたちが３、4人いる、３、4人というのは、どの人も良く似ていて入れ替り立ち替わり来るので見分けがつかない。どの人もおめめパッチリ、少し色黒、バーマはかけず後で１つに纏めている。ヘルパーさんのようですが、にこやかで嫌な仕事でも率先してやっている。日本に来て２年というが言葉に不自由はない。ひらがなは読めるが漢字はわからない、日本語は難しいといっている。十分、十分。えらいねー。

向かいの部屋に寝たきりじいさんがいて、彼女たちにご飯食べさせてもらったり、おむつを変えてもらったりしている。なにか悪さをするらしくミトンを嵌めさせられている。

どうやら彼女たちにちょっかいを出すらしい。昨日の会話。

「マタサワルー」「ヤメテクダサーイ」

「モー、ワタシカエルヨー」

まったく、昔、メガネかけてカメラを首からぶらさげて東南アジアへ〇〇旅行にいって顰蹙をかったどこかのオッサン団体を思い出しました。

ワタシカエラナクテいいよー。

オッサンそんな元気があるならあんたが帰ればいいのに。ねぇ。