私はお魚好きで、とくにお刺身が
大好き。なので外食するときは
お刺身定食や海鮮丼に
よろめいていく。
ところがなかなか納得のいく
海鮮丼に行き当たらない。

以前、どことは言いませんが、
隣が魚屋さんで、さぞや新鮮な
お魚が乗ってくるだろうと
期待したのに、私でももっと
上手に切れると思う程、
切れない包丁で切ったであろう
角の潰れた切り身がのっていた。
身の潰れたような魚は刺身とは
言えない。料理人の仕事とは
到底思えないしろものだった。

自分の料理のでき不出来は
仕方がないとして、お金を
払って不味い物に当たった時は
損した気になる。

もう1カ所は神戸のある漁港の
食堂。漁港の二文字に期待して
いってみた。

文句言いのばあさんいわく
卵焼きもほたるいかもいらないから
まぐろのせてー。　言いませんけどね。
景色がご馳走。

そしてついこの間のこと。
用事があって近くまで行ったので
明石の公設卸市場内の食堂に
いってみた。決して美しい設え
とは言えない狭い店内は
ごちゃごちゃと机や椅子が
ひしめき合い、競りを終えた
ばかりと思える捻りはちまきに
ジャンバーに長靴といった
威勢のいいお兄さんやおじさん達で
いっぱい。

ここでやっと海鮮丼らしい海鮮丼に
であえた。

とろ(絶品)鯛、ハマチ、カンパチ、ホタテ､
赤貝、うに、サーモン、と、もりだくさん
飛子は私的には不要だったが
彩りには必要だったのかも。
これで1500円。
㐂八さんご馳走様でした。