やっと体調が回復して、気も
晴れたが、以前から定期検診を
受けるように言われていたので
朝食抜きで、レントゲン、心電図、
血液検査、血圧測定などを
受けた。 結果は異常なし。
但し、「姿勢が悪いです」
10数年前の車の事故で
腰椎も脊椎も頸椎も胸骨も
打撃を被っているので、あちこち
曲がってしまっているのです。
(性格は辛うじて曲がっていない
つもりですが)
努めて姿勢良く過ごすよう
注意をうけた。
思えば、手仕事をするときも
新聞を読むときも、ピアノの
お稽古をするときも、食事の支度を
するときも、♪いつでもいつでも
彼は(わたし)左利き(前屈み)
古い歌、歌っている場合では無い!
肝に銘じて気をつけよう。
この間から廊下の突き当たりの
長年開けたことの無い押し入れや
遊び部屋のあちこちや、天袋の
箱などを、終活と称して
開けてみると、すっかり忘れて
いたようなものが出てくる。
何年も見たことも、使った事も
ない物は思い切って捨てる。
が、手仕事関係のものが
捨てられない。まだ生きるつもり
らしく、これであれを作ろうなどと
すぐそこに思いを馳せてしまう。
これもその一つ。蛇の皮。随分
昔に買った覚えはあるが、なぜか
しまい込んであった、一見
グロテスクだが、そうだ、これは
お財布にしたら金運がいいなどと
皮屋さんに勧められて買った物だ。
また元に戻せば二度と日の目を
みることはないだろう。
と思うや否や(私の病気)片付けは
途中停車。型紙を探し、制作開始。
(左)ベビーバイソン(蛇革)
(中)財布型紙 (右) 裏地
表革
仕上がり。お財布造りは細かい
作業が多くて難しい。習った頃は
もっときっちり出来ていたのに
目も薄くなり、手先の感覚も
鈍くなってきれいに仕上がらない。
おばあの仕事としては歳相応か。
おまけにもう一つ。表革は昔
何かにしようとしたのか模様を
付けて放ってあった物。
小銭入れをボックス型にしてみました
革のまま置くより何か形にして
おけば何時か誰かが使ってくれるかも。
私の気が済んだだけのことかも。
でも、それでいいのです。楽しい
時間が過ごせたのだから。
ああまた終活は中途半端。